平成十三年十二月十三日
小学校教育の充実・改善等に関する要望書
全国連合小学校長会長   西村 佐二
 
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 学校は、子どもたちにとって、学びの場であり、心のより所となる楽しい場所でなければなりません。私たちは、平成十四年度から完全学校週五日制の下、「ゆとりの中で生きる力を育てる」新教育課程を円滑に推進し、より一層学力の向上とたくましく生きる意志と実践力のある児童の育成に邁進してまいります。つきましては、特に左記事項の実現方、予算編成に格段のお力添えを賜りますよう強くお願い致します。


1、基礎・基本の定着と個性の伸長を目指す教育の推進
(1) 基礎・基本の確実な定着を図るための少人数指導の充実と教員の確保
(2) 個性の伸長を目指す体験的な学習を推進するための学習環境と指導体制の充実
(3) 第七次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画(平成十四年度は五、三八〇人)の確実な実施

2、新しい教育課程の推進を図る小学校教育施設の充実
(1) 新学習指導要領に基づく教材・教具の整備等の教育環境の充実
(2) IT教育の推進と学校図書館図書等の整備・充実
(3) 科学技術創造立国として、理科・科学技術教育の振興並びに施設・設備の改善・充実

3、安全で楽しい学校を堅持する義務教育費の充実
(1) 心の教育の推進と適応指導の向上を図る教員等の確保と安全対策施設の充実
(2) 教科書無償給与制度の堅持
(3) 学校事務・栄養職員給与の国庫負担制度堅持

4、教職員の処遇改善
(1) 校長・教頭の身分及び管理職手当の率の引き上げ
・校長 四種 十二%・十四%・十六% →三種 十四%・十六%へ
・教頭 五種 十%・十二%       → 四種 十二%へ
(2) 小・中学校と高等学校教員の給与体系の一本化
(3) 各種主任の主任手当支給の適用範囲の拡大・充実
(4) 教員特殊業務手当の改善