TOP全国大会第59回岡山大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 

第10分科会 環境教育

 【研究課題】 環境への豊かな感性と実践力を育てる環境教育の推進
 【研究の視点@】 教科・領域等との関連を通して学ぶ環境教育の推進
 <研究発表> ふるさとの自然を愛する心をはぐくむ環境教育の在り方
           −見つけて 考えて かかわる環境教育−
秋田県井川町立井川小学校  丸山 陽二
<発表概要>

  潟上市・南秋田郡は,八郎潟残存湖や四つの流入河川があり,水環境は美しく豊かなところである。この豊かで安全な環境を未来に引き継いでいくため,NPO団体や諸大学の協力の下,環境サミット,クリーンアップ作戦,水質検査,水生生物調査などの環境保全活動が盛んに行われている地域である。また,本県の共通実践課題として「ふるさと教育」があり,幼・小・中・高を一貫して,ふるさとのよさの発見,ふるさとへの愛着心の醸成等,環境教育に関連する実践がなされてきた。潟上市・南秋田郡校長会では,ふるさと教育とアンケート調査の結果を踏まえ,各校において環境教育がどう進められ,推進にあたって何が問題になっているのかを把握し,共通課題を精選した。そして,子供自らが環境を考え,身近なところから行動できる実践力にまでつながる一貫性と系統性のある環境教育にするために,年間指導計画を作成し,教育課程に位置付けるよう働きかけた。
<校長としての取組の主なこと>

 @各校の特色ある環境教育について情報交換し合い,自校の教師に紹介して啓発した。
 A校内研修会等で環境教育の意義や必要性を説き,教師の意識の高揚を図った。
 B学校経営案の施策や運営組織の校務分掌を明示し,校内体制を整えた。
 C教科・領域と横断的に関連させた年間指導計画を各校の実態に応じて作成した。
 D「子ども環境フォーラム」による学校間交流を通して視野を広げ,実践意欲を高めた。
 
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