TOP全国大会第59回岡山大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 

第2分科会 第2分散会 教育課程U

 【研究課題】 かかわり合いを深めながら学ぶ教育課程の編成
 【研究の視点@】 かかわり合いを深めながら,豊かな知恵を育む教育課程の編成
 <研究発表> 地域や児童の実情を踏まえた特色ある教育課程の創造
          ―自己と他者とのかかわり合いを深めるために―

香川県坂出市立林田小学校 野村 一夫

<発表概要>

 「学校の自主性・自律性の確立」や「人間力の育成」などをキーワードに教育改革が進められており,各学校において特色ある学校づくりが喫緊の課題となっている。特色ある学校づくりにあたって,教育課程編成の工夫は欠かせない。
 香川県では,平成17年4月に「夢に向かってチャレンジ」を目指し,5か年の教育振興計画が策定され,各学校ではその具現化に取り組んでいる。
 香川県坂出市の小学校14校は,市街地の学校や準農村部の学校,瀬戸内島嶼部の学校など立地条件や学校規模が多様である。各学校では,キャリア教育やふるさと教育,特別支援教育など,地域や児童の実情を踏まえた特色ある教育課程を編成している。そこには,社会とのかかわり,地域や自然とのかかわり,自己と他者とのかかわりを通じて,児童にたくましく生きる力を育てたいといった願いが込められている。そこで,特色ある教育課程を編成するにあたって,校長としてどのような点に配慮し,重点を置いて意思決定したのかを発表する。

<校長としての取組の主なこと>

 特色ある教育課程の編成にあたって,次のような多種多様な観点を考慮している。
 @ 地域や児童の実態  
 A 学校への保護者の期待や学校の伝統  
 B 研究課題,現代の教育課題,国の動向等  
 C 当面の学校課題  
 D 育てたい力などの重点目標
 E 生徒指導や体験活動などの場
 F 地域や学校間等との連携やかかわり
 G 教育課程の運営と管理に係る教員の組織化
 
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