1 子ども一人一人を見守り見抜く目をもった対応の推進
授業での子どもの観察はもちろんのこと、日常生活においても子ども一人一人をきめ細かに観察して、個々の成長や発達に応じた指導を心がけ声かけをするよう、一人一人の教師に具体的に指導・助言する。
2 子どもについての情報を共有し、全校で指導に当たる学校経営の推進
子どもについての情報が学校に入りやすくし、諸情報を全教職員で共有した学校経営を推進する。そのために、学校ばかりでなく、保護者や地域の人人とも情報を交流し、互いに生かすようにする。
3 子どもの思いや願いの実現に向けた相談体制づくりの推進
子どもたちは日々成長・発達の過程にある。そこには夢や希望、目標があるとともに時には葛藤や挫折もある。そのような子どもたちの話し相手や相談相手となるなどの環境作りに努め、思いや願いの実現、問題の解決に共に当たり、自己実現が図れるようにする。
4 校内の諸施設等の活用や子どもの活動状況を視野に入れた指導の充実
校内における子どもの活動は多様化し、様々な施設・設備の活用が図られている。その際、校内に目の届かない施設や場所がないか、目の届かないところで子どもが活動していないかを再点検し、協力的な指導体制のもと、子どもの活動を視野に入れた適切な指導を行うよう努める。
5 校内の危険物の保管・管理の徹底
ナイフや包丁などの道具は、その使用目的に応じて安全に効果的に使用できるよう指導するとともに、一つ間違えば凶器になることも十分指導する。その保管については、管理を徹底するとともに、危険物を学校に持ち込まないよう改めて指導を徹底する。
6 インターネットにかかわるコミュニケーションの指導の充実
インターネットを使った子どもたちのコミュニケーションが広がりつつある。これに伴うマナーやルールについての教育が不十分なため、思わぬトラブルに巻き込まれたり人間関係を悪化させる結果になったりなど問題も生じている。こうしたコミュニケーションの在り方についての指導を充実する。また、家庭にあってもコンピュータ、携帯電話等の適切な使い方について親子間で約束ごとを決めるよう奨励する。
7 家庭・地域社会および関係機関とのネットワークづくりの推進
学校は、子どもたちを保護者、地域の人々、関係機関と「共に育てる」という協力体制を大切にして教育を進めている。今後、これまで以上に情報交換などに緊密な協力、連携を図り、問題行動を未然に防ぐネットワークづくりに努める。
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